石垣島の海でこいつはヤバい!【危険生物の種類と対処法】を徹底解説!!
いないさぁ!って言いたいけど、たくさんいるぞ。特にハブクラゲは要注意!!
✔ 石垣島の海の危険生物が分かる!
✔ 特徴、応急処置、対策などが分かる!
✔ 緊急時の連絡先が分かる!
本格的なマリンシーズンの前に、知ってほしい危険生物は?
石垣島でこいつはヤバい! 海の危険生物を知っていますか??
3月の中旬に海開きを迎え、本格的なマリンシーズンが始まる前に知ってほしい(>_<)
石垣島だけでなく、沖縄の海には共通して注意が必要です!
そんな危険生物たちを紹介しますね('ω’)ノ
最後まで読んでもらえたら嬉しいのですが、もしも被害にあった時に【応急処置・病院の連絡先】が「しまんちゅブログにあったなぁ」って思いだしてもらえて、役立ててもらえたら嬉しいです(^^)
ハブクラゲ
海で起こる被害の半分近くが「ハブクラゲ」、この危険生物を知っていますか?
1番の危険生物と言っても過言ではありません('ω’)ノ
刺されると激痛で、時にはショックで心肺停止を起こすこともあり、死亡者も出ています!
海水浴やシュノーケリングを考えている方は、とくに注意してくださいね。
ハブクラゲ | 石垣島全域に生息 |
危険度 | ★★★★★ |
特徴 | 半透明なので近くにいても見つけづらい |
出やすい時期 | 5月~10月 |
出やすい場所 | 浅瀬、水深50㎝ほどの場所にも来る |
応急処置 | 1.すぐに海からあがる
2.食酢をたっぷりかけて、触手を洗い落とす 3.食酢をかけても触手が剥がれないときは、指先で優しく取り除く 4.痛みがひどいときは、氷または冷水で冷やすと痛みが和らぐ 5.病院で診てもらう |
やってはいけないこと | 絶対にこすらない |
対策 | ハブクラゲ侵入防止ネット内で泳ぐ ウェットスーツ、長袖を着用して泳ぐ 食酢を持参する |
カツオノエボシ
カツオノエボシの名前の由来は、カツオの時期にやってきて、烏帽子に似てることから名前が付いたそう。
別名「電気クラゲ」と呼ばれ、刺された人の死亡例もあるので要注意です!
砂浜に打ち上げられている事もあり、死んでいても毒が残っているので、むやみに触らないでくださいね('ω’)ノ
カツオノエボシ | 石垣島全域に生息 |
危険度 | ★★★★★ |
特徴 | クラゲに見えるが、多くのヒドロ虫が集まって形成された生物 |
出やすい時期 | 1年中注意が必要 |
出やすい場所 | 1.すぐに海からあがる
2.海水をかけて、触手を洗い落とす 3.海水をかけても触手が剥がれないときは、指先で優しく取り除く 4.痛みがひどいときは、氷または冷水で冷やすと痛みが和らぐ 5.病院で診てもらう |
応急処置 | 海水で刺胞球や触手を洗い流し、氷や冷水で冷やす |
やってはいけないこと | 酢は絶対に使わないこと |
対策 | 侵入防止ネット内で泳ぐ ウェットスーツ、長袖を着用して泳ぐ |
ガンガゼ
ガンガゼはウニの一種で石垣島でよく見かけます。
本州にも生息しているので、見た事ある人も多いんじゃないでしょうか?
長い棘には弱い毒があり、棘はウェットスーツを簡単に貫くほどで、折れやすく皮膚下に残りやすいので危険です!
危険な棘があるので厄介者扱いですが、食用として食べる事も出来るんですよ('ω’)ノ
ガンガゼ | 石垣島全域に生息 |
危険度 | ★★★★ |
特徴 | 長い刺は細くて鋭く、簡単に皮膚に刺さり折れやすい |
出やすい時期 | 1年中注意が必要 |
出やすい場所 | 岩場やサンゴがある場所に多い |
応急処置 | 1.目に見える棘は取り除く ※棘を取り除く際には、必ずまっすぐに抜く。曲げたりゆすったりすると、棘が折れて体内に残ってしまう2.痛みを和らげるため、患部を40~50度のお湯につける ※やけどしないよう、お湯の温度に気をつける3.病院で診てもらう |
やってはいけないこと | 棘が体内に残っている可能性があるのに、病院に行かない |
対策 | むやみに触らず、底の厚い靴を履く |
オニヒトデ
オニヒトデの棘には毒があるので要注意です!
かつて石垣島で大量発生して、サンゴが壊滅的な被害を受けました(>_<)
増えすぎるとサンゴを食べちゃうんです。
見かけたら触らないでくださいね。
オニヒトデ | 石垣島全域に生息 |
危険度 | ★★★★ |
特徴 | 約15~30 cm の大型のヒトデで、多数の腕を持ち、全身が棘に覆われている |
出やすい時期 | 夏場に大量発生しやすい |
出やすい場所 | サンゴの下など |
応急処置 | 1.軽く刺さった棘は取り除く ※棘を取り除く際には、必ずまっすぐに抜く。曲げたりゆすったりすると、棘が折れて体内に残ってしまう2.痛みを和らげるため、患部を40~45度のお湯につける ※やけどしないよう、お湯の温度に気をつける3.病院で診てもらう |
やってはいけないこと | 刺された可能性があるのにほったらかしにする |
対策 | むやみにサンゴの隙間に手をいれない |
ミノカサゴ
ミノカサゴ、ぱっと見きれいで神秘的🐠
背びれ、胸びれ、尻びれの棘には毒があり、刺されると患部が腫れて激痛が走り、重症化すると吐き気や腹痛といった症状が出ることがあります。
驚かせると背ビレを立てて威嚇してくるんですよ!
見かけたら刺激せず、その場から離れましょうね(^^)
ミノカサゴ | 石垣島全域に生息 |
危険度 | ★★★★ |
特徴 | 動きはゆっくりで、近づいてもあまり逃げない |
出やすい時期 | 1年中 |
出やすい場所 | 浅い岩礁 |
応急処置 | 1.棘が残っていれば、目に見える大きな棘は取り除く
2.傷口を清潔に保つ 3.痛みを和らげるため、患部を40~45度のお湯につける 4.病院で診てもらう |
やってはいけないこと | 刺された可能性があるのにほったらかしにする |
対策 | ウェットスーツや長袖を着用して海に入る 見たらとにかく近づかない |
オニダルマオコゼ
擬態化したオニダルマオコゼ、どこにいるか分かりますか??
いつも擬態しているので、気づきにくいから厄介です(>_<)
背びれに棘があり、棘はゴム底の靴を貫通するほど強力で、棘の根本に毒のつまった袋があります。
ハブの30倍以上と言われるほど猛毒で、さされると激しい痛みやしびれがあり、海外では死亡事例も報告されているんですよ('ω’)ノ
オニダルマオコゼ | 石垣島全域に生息 |
危険度 | ★★★★★ |
特徴 | 色や形が石や岩によく似ており、じっとして動かない |
出やすい時期 | 1年中 |
出やすい場所 | 浅いサンゴ礁 |
応急処置 | 1.すぐに海からあがる
2.棘が残っていれば、目に見える大きな棘は取り除く 3.傷口を清潔に保つ 4.痛みを和らげるため、患部を40~45度のお湯につける 5.病院で診てもらう |
やってはいけないこと | 刺された可能性があるのに、ほったらかしにする |
対策 | ゴム底の靴では突き通してしまうので、フェルト底の靴を使用する
岩や石に擬態しているので、海に入るときは周囲に十分注意する |
ゴンズイ
釣れたゴンズイを釣針から外す時に、被害に遭うことが多いんです('ω’)ノ
背びれと胸びれに毒の棘があり、刺されると数日間も激痛が続くこともありますよ!
釣りをされる方は、注意してくださいね(^-^)
ゴンズイ | 石垣島全域に生息 |
危険度 | ★★★ |
特徴 | 群れで行動する習性がある |
出やすい時期 | 1年中 |
出やすい場所 | 浅い岩礁や砂地の浅い海 |
応急処置 | 1.目に見える大きな棘は取り除く
2.傷口を清潔に保つ 3.痛みを和らげるため、患部を40~45度のお湯につける 4.病院で診てもらう |
やってはいけないこと | 刺された可能性があるのに、ほったらかしにする |
対策 | 素手で触らず、釣針から外す時は注意する |
ウンバチイソギンチャク
擬態化したウンバチイソギンチャク、周りのサンゴ礁にとけこんでいるので、見分けるのが難しいです!
サンゴ礁のリーフ内にも生息しているので、シュノーケリングされる方は要注意ですよ('ω’)ノ
体に1~2mmの刺胞球があり、強力な毒をもっています。
ウンバチイソギンチャク | 石垣島全域に生息 |
危険度 | ★★★★ |
特徴 | おわん型で褐色の海藻のような姿 |
出やすい時期 | 1年中 |
出やすい場所 | サンゴ礁 |
応急処置 | 1.すぐに海からあがる
2.海水をかけて、刺胞球を洗い落とす ※砂をかけて払い落とすと、未発射の刺胞が発射してしまうので絶対にしないこと 3.痛みがひどいときは、氷または冷水で冷やすと痛みが和らぐ 4.病院で診てもらう |
やってはいけないこと | 酢は絶対に使わないこと |
対策 | ウェットスーツ、長袖、手袋を着用して海に入る 岩や海藻に色がよく似ているので、周囲に十分注意する |
ヒョウモンダコ
体長は10cmほどの小さなタコですが、フグと同じ猛毒の「テトロドトキシン」を持っています(>_<)
綺麗なタコを見つけても、絶対に触らないでくださいね!
ヒョウモンダコ | 石垣島全域に生息 |
危険度 | ★★★★ |
特徴 | 驚いたり刺激を受けると、青色の円形の模様が鮮やかに浮かび上がる |
出やすい時期 | 1年中 |
出やすい場所 | 浅い海の岩礁や潮だまり、岩の下 |
応急処置 | 1.すぐに海からあがる
2.安静にして、すぐに医療機関で治療を受ける |
やってはいけないこと | 口で毒を吸い出すのは非常に危険、絶対にしないこと |
対策 | 刺激せず、絶対に触らない |
アンボイナガイ
アンボイナガイは毒銛(どくもり)をもっており、潮干狩りで刺されることが多いんです!
神経毒なので痛みはほとんどありませんが【体がしびれて溺れる危険性がある】ので、触ったらすぐに海から上がりましょうね(^^)
アンボイナガイ | 石垣島全域に生息 |
危険度 | ★★★★★ |
特徴 | 10cmほどの大きな巻き貝で、赤茶色の網目模様がある |
出やすい時期 | 1年中 |
出やすい場所 | 浅瀬 |
応急処置 | 1.すぐに海からあがる
2.助けを呼び、安静にしてすぐに病院で診てもらう |
やってはいけないこと | 触ったのに海中に入り続ける |
対策 | 綺麗な巻き貝は不用意に採取しない |
ウミヘビ
海で見かけたら、絶対に近づかないでくださいね(>_<)
強い神経毒をもっているので、噛まれると体が麻痺して動けなくなります!
たまに海で遭遇して近づいてきますが、温厚な性格なので刺激しなければ安全ですよ('ω’)ノ
ウミヘビ | 石垣島全域に生息 |
危険度 | ★★★★ |
特徴 | ハブの何十倍もの強さの毒を持つが、温厚で臆病な性格 |
出やすい時期 | 1年中(4 ~7月は産卵のため海岸の岩場、洞窟などに出やすい) |
出やすい場所 | 浅い岩礁、サンゴ礁、海岸の岩場 |
応急処置 | 1.すぐに海からあがる
2.助けを呼び、安静にしてすぐに病院で診てもらう |
やってはいけないこと | 刺激しない 近寄ってきてもパニック起こさず、その場をゆっくり離れる |
対策 | ウミヘビを見つけても、むやみに手を出さない |
安全に海水浴を楽しむには?
「こんなに危険生物が多いんじゃ、海になんて入れないよ~」って思わないでくださいね(*’▽’)
安全に海水浴を楽しむには、とにかく「クラゲネット設置ビーチ」で泳ぐこと!
詳しくは↓を見てください。
ネットがない「米原ビーチ」などはクラゲ被害が多いので、肌の露出が少ないように注意して海に入ってくださいね('ω’)ノ
✔ クラゲネット設置ビーチ内でも100%安全ではないので、食酢を持参しよう!
✔ ファミリー層は、必ずネットが設置してあるビーチを利用しよう!
もし遭遇して被害にあったら?
もしも危険生物の被害にあったら、下の総合病院にご連絡してくださいね('ω’)ノ
■石垣島 総合病院■
病院名 | ホームページ |
石垣島徳洲会病院 | 石垣島徳洲会病院 |
かりゆし病院 | 医療法人 上善会 かりゆし病院 |
沖縄県立八重山病院 | 沖縄県立八重山病院 |
底地ビーチのYouTube動画を見よう!
石垣島の人気ユーチューバー「ヒデオマンあるある探検隊」さん。
クラゲネット設置ビーチでもある「底地ビーチ」を紹介しています♪
まとめ
今回は、石垣島の「海の危険生物」を紹介しました!
ぜひ記事を見て、海に入る前に注意する生物を確認してくださいね(^-^)
ハブクラゲの被害が1番多いので、「クラゲネット設置」があるビーチを利用するのがおすすめですよ♪
もしも被害にあった時の応急処置の方法、連絡先が記事にはあるので参考にしてもらえると嬉しいです!
みなさん最後まで読んで頂き、にぃふぁいゆ~(八重山方言:ありがとう)
投稿者プロフィール
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運営者のしまんちゅです。石垣島生まれの石垣島育ちです。二十歳まで島に在住。十代の頃から石垣島はせまいと思い、窮屈に感じていました。
理由はどこに行ってもしまんちゅ(島人)に会ったり、かくれてデートをしても次の日には噂話になっていたりなど。どんなにかくれて上手くやったつもりでも、必ず誰かに見られているんです!悪いこともできやしません(笑)まあ、そのおかげで平和な島だとは思うんですが(^^)
二十歳の時に念願かなって、派遣社員で長野県の工場へ。その後は派遣社員で、他県を転々とするもリーマンショックで派遣切りに(泣) 現在は静岡県に在住。石垣島に行ったり来たりの生活、アラフォー普通のサラリーマンです。
将来はどんな形でもいいので、石垣島に関する仕事をしたい!
【島情報を毎日Twitterで発信】しているので、良かったら見てくださいね♪
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